ねぶた祭りこそ地域共生社会?記念講演のねぶた作家・竹浪比呂央氏にご挨拶!

 12月12日、記念講演をお引き受け下さったねぶた作家・竹浪比呂央氏に、ご挨拶にお邪魔致しました。竹浪氏から、日本の多くの祭りが寺社の祭礼として発展してきたのに対し、ねぶた祭りは人々の生活の中から形作られ、最初は「祭り」とついていなかった、などのお話をお聞きしました。

 ねぶた祭りは、夏の農作業の疲れからくる眠気を流す習俗(ねぶり流し)が、もとになっています。製作はもちろん、曳手、お囃子、跳人(はねと)、先導など、地域総出のお祭り。企業や団体による青森ねぶた祭りの他にも、今も小さな地域で、町内会や住民有志によりねぶたが運行されています。まさに、住民ひとりひとりが役割をもって生き生きと活躍する、地域共生社会のイメージに重なりますね!

 今でこそ職業としてねぶた師がありますが、「紙と針金があれば、誰でもねぶたを作ることができる(竹浪氏)」ように、福祉サービスも、そもそもは誰もが自然にしていたことではなかったでしょうか。生活の中からねぶたが生まれたように、ソーシャルワークも、地域住民のお互いを思いやる福祉の心が大きく発展した結果であることに、思いが至りました。

私たち社会福祉士も今でこそ福祉専門職ですが、自らの地域住民としての素朴な思いを、大切にしたいと感じました。

(写真左から)工藤副会長、佐々木全国大会実行委員長、納谷会長、竹浪比呂央氏、中村実行委員会統括